
diary
12月3日(土)
今日は待ちに待った音読発表会です。
この日は他の日に比べて出席率も大変いい、という話を聞いていた
ので、全校文集の表紙に使用する全校写真を撮ることになりました。
体育館の2階から事務室の玉川さんに撮ってもらいました。
みんなとてもいい顔していますね。この文集は来週、購入希望を尋
ねる予定です。プリントでお知らせしますので、よろしくお願いし
ます。
さて音読発表会ですが、体育館に入りきれないくらいの多くの方
が見に来てくださって、本当にありがとうございました。ベゴニア
にも書いていたように、週に1回の授業の中では、なかなか思うよ
うに練習に取り組むことができません。そのような中で、各担任は
様々な工夫を凝らすとともに、宿題としておうちの方が一生懸命協力してくださったおかげで、本当に素晴らしい音読発表会を行うことができました。
スタートは小学部、まずは5年生「おとなマーチ」、はやく大人になりたい!と足を踏みならしながら叫ぶ子どもたちの思いとともに、大人って本当にそうだよね…ってクスッと笑えるところもあってよかったです。夜更かししながらコーヒー飲むのかな・・・4年生は「10才のありがとう」、2分の1成人式でもある区切りの良い10才を迎えた感謝の気持ちを、詩と手話つきの歌で表現しました。私もつい自分の子どもの小さいころを思い出してジーン・・・としてしまいました。3年生は「ヤダくん」「よかったなぁ」「朝がくると」と、3つの詩に挑戦。長い詩を3つも覚えるのは大変だったと思います。でもやればできる。3つともきちんと全員おぼえていました。ヤダくんヤダヤダいヤダヤダ、頭の中を今でも駆け巡っています。
2
2年生は「雨のうた」と「九九ダンス」、2年生の九九はなかなか覚えることができず、毎年苦労するのですが、ダンスで覚えるってのはいいですね。テストの時につい踊ったりして・・・楽しみです。1年生は「おむすびころりん」、練習では、言葉を合わせて言うのが難しく苦労しましたが、本番ではバッチリ!最後は🍙を両手に抱え、「おむすびころりんすっトントン ころころころりんすっトントン」、かわいかったでしょう?そして小学部最後は6年生の「そういうものにわたしはなりたい」、やまなしも登場し宮沢賢治ワールドで会場を沸かせるとともに、創作詩ではお父さんやお母さんへの感謝の言葉もあって、見ていた人たちもジーン (´;ω;`)・・・ まさしく小学部のトリにふさわしい発表となりました。
中学部はまずは1年生の「コジセイゴえもん」、大人でもなかなか使わないような故事成語をドラえもんを使いながら面白おかしく紹介してくれました。また発表の中で出てきた習字、これも授業中に子どもたちが書いたものです。みんな上手!2年生は「私の枕草子」、古語で現代はなかなか使わないような言い回しに挑戦です。難しい言い方もあって練習では相当苦労していましたが、本番ではバッチリ!またみんなの「いとおかし」がよく伝わりました。途中の歌やオーボエの音色もステキでしたよ。そして大トリは3年生「寸劇・学校生活・召し上がれ!」会場全体を巻き込みながらの発表です。今だから言いますが、早口言葉、会場の反応が薄く「今日の客はノリが悪いなあ」みたいに練習していたのですが、本番では会場もノリノリ、その時の3年生の戸惑った顔で大笑い・・・でも見事にアドリブで返すところなんかさすが3年生ですね。給食のシーンも楽しかったね。私もこれからはカレーをこぼさないように気をつけます!
また最後は日本人学校の校歌で発表会のフィナーレです。ずいぶん前から子どもたちが担任の先生と一緒になって取り組む様子を見ていたからこそ、その成長ぶりに涙がでそうになってしまって…本当にみんなよく頑張ったし、みんなよく成長しました。最後の言葉でもお伝えしたように、思いっきり褒めて思いっきり抱きしめてあげてください。

























12月10日(土)
2022年も残りわずか、補習校の学習も今年はあと2回のみ、「終わり良ければすべて良し」ということわざにもあるように、1年の締めくくりをしっかりしようと、どの学年も勉強を良く頑張っていました。特に先週、音読発表会で保護者の皆さんからもたくさん拍手をいただき、子どもたちも以前よりちょっぴり自信をもって勉強に取り組んでいるような気がしました。
さて、今、「終わり良ければ~」のことわざを書きましたが、授業を回ってみたところ、小3のクラスでは国語の時間に、ちょうどこのことわざについて勉強をしているところでした。意味を調べながら発表し、「へえ~そんな意味があったのか」と感心する場面がたくさん見られました。
「仏の顔も3度まで」 「馬の耳に念仏」 「猫に小判」
私たちは当たり前に使っていても、考えてみると確かに「えっ?」と思うようなことわざってたくさんありますよね。なかなか使う機会がないからこそ、このような授業の中でその使い方も学んでほしいと思います。
小2のクラスでは2時間目の終わりごろ、サークル「和」の方が読み書かせをしてくださいました。本格的な紙芝居での読み聞かせです。読んでいただいたお話は「かさこ地蔵」。日本語を勉強しているベルギーの方が、とても上手な日本語で読んでくださいました。わずかな時間でしたが、子どもたちはぐいぐいお話の世界に引き込まれていったようです。ありがとうございました。
さて、休み時間、図書館を見に行ってみましたが、本好きの子どもたちで大盛況です。一生懸命本を選んでいました。今回ベゴニアでも書いていますが、17日は冬休みを迎えるにあたり、本は5冊まで、DVDは2本まで、コミックも2冊までといつもと比べると借りることができる本の数が増えています。できれば本などを入れるバックなどがあるといいですよ。
学校が終わったらすぐに、ブリュッセルウクライナ人学校補習校の授業を見学させていただきました。ウクライナの戦争が始まってから、戦禍を逃れてベルギーに逃げてきた人たちがたくさんいるとのことで、4月ごろは100人だった子どもたちの数も一気に300人まで増えたとのこと。様々な想いや苦労をしている子どもたちがいっぱいなんだろう・・・と思いながら見学しましたが、ブラッセル日本人学校補習校と変わらぬ笑顔がいっぱいあふれていて、とても気持ちよく見学させてもらいました。この様子はいつか機会を見て、ここの子どもたちにも知らせたいと考えています。









12月17日(土)
いやいや寒いですね。今日は学校の池が全面凍っていました。何と授業が終わった昼頃も、ほとんどとけずに残っていたのですから寒い寒い・・・学校前の道も霜が降り、運動場も霜で真っ白でした。九州から来て、毎朝バイク通勤している私にとっては、この寒さはこたえます。早く春が来ないかな・・・
さて、後期前半の補習校授業日は今日が最後、区切りとして簡単ですが全校朝会を行いました。2022年をワールドカップを中心に振り返ったのですが、「三笘の1mm」にも現れている「あきらめない心」、サポーターに対するあいさつやロッカールーム、観客席のごみ拾いに現れている「礼儀正しさ」や「感謝の心」は、日本人として誇りに感じる場面でした。来年も日本人であることに誇りを持ちながら、自分自身をどんどん成長させてほしいと思います。また「今年の漢字」にちなんで、ウクライナの戦争についても話をしています。先週、イクセル駅近くのウクライナ人学校補習校に行かせてもらいましたが、今年1年でウクライナから多くの人が避難してきたため、補習校の人数も3倍ほどの増えたとのこと。不安も制限もたくさんある中で、子どもたちは明るく勉強を頑張っていました。今日はそういう子どもたちに、何かメッセージを書いてみませんか・・・と子どもたちに提案しています。詳しくはベゴニア№29にも書いているので、そちらをご覧ください。すぐ近くに住んでいる子どもたちが、ちょっとでもみんなのメッセージで元気が出てくれれば嬉しいですね。
小学部3年生は、合同で「俳句」の授業を行いました。今回は教頭先生が主となっての授業です。教科書の俳句を勉強した後には、冬の季語をたくさん自分たちで考えてみました。「ゆき」や「スキー」だけでなく、「こたつ」や「ゆたんぽ」など、日本的なものもたくさん出てきました。わずか17音で表現する俳句の楽しさをたくさん味わってほしいですね。
中学部1年生の国語は、文法について学んでいました。主語・述語はわかりやすいのですが、修飾語や被修飾語になるとなかなか難しいです。子どもたちは一生懸命頑張っていました。
さて、2022年も今日で終了です。また来年も補習校の勉強、しっかり頑張りましょう。それではみなさん、良いお年をお迎えください。











