diary
2月3日(土)
2月3日、節分です。今年はちょうど授業日が重なったということもあり、全校朝会で節分や立春の話をしました。合わせて1月~3月は「行く」「逃げる」「去る」といわれるくらい、あっという間に過ぎ去ってしまうので、1日1時間を大切に過ごしましょう、という話を伝えています。補習校に来るのも本年度はあと数日、1時間の授業を大切に受けながら頑張ってほしいですね。
さて、5年生では名作「大造じいさんとガン」の物語の読み取り中です。おそらくこの話は、お父さんやお母さん方も子どもの時に学んだ記憶があるのではないでしょうか?光村の教科書には、昔から読み継がれている名作がたくさん教科書にも載っていて、その文学作品から学ぶこともたくさんあります。子どもたちもきっといろいろなことを学んでくれることでしょう。
今日は残雪とのかかわりの中で、大造じいさんの心情がどのように変わっていったかを読み取っていました。非常に活発な意見が飛び交っていて、たくさん深まっていたようです。
放課後は「令和6年度入学説明会」です。来年度の4月から入学するご家庭の皆さんに向けた説明会を行いました。さらに例年は個人面談の中で実施していた自己紹介と名前の記入を、本年度からは模擬授業形式に変えて実施しました。幼稚園の雰囲気と全く違うため、やや戸惑いを隠せない子もいたようでしたが、みんな先生の言うことをよく守り、とてもお利口にできていました。4月から本校に入学してくれること、みんな首を長くして待っていますね。
さて、次の授業日である2月10日は、午後1時半より1時間、全日の体育の先生である吉住先生より、体育の特別授業を予定しています。申し込みをされた方は、体育館シューズを忘れないように持ってきてください。終了は14時半を予定していますので、お迎え、よろしくお願いします。
2月10日(土)
ブラッセル日本人学校の玄関ロビーにすてきなお雛様が飾られました。私は男兄弟の中で育ったため、このように3月3日に合わせて雛飾りをするという習慣がなかったのですが、こうやって見ると本当にきれいで、こうやって女の子の成長を祈ってきた日本文化を誇りに感じます。この日の授業日も、何人かのベルギーのお父さんがまじまじと見ていました。準備してくださった全日のPTAの皆さん、ありがとうございました。
さて、小学部の3年生では、国語で「ありの行列」という説明文を学習しています。各段落でどのようなことを伝えようとしているのか、子どもたちは一生懸命読み取っていました。今日の学習の最後には「ありの行列」に関するビデオをみていましたが、説明文にある通り、おしりから特別な液をだすことがわかって、みんな感心していました。
小学部5年生の算数は「多角形と円」の学習です。コンパスをうまく使いながら、正多角形を作図する学習です。中心角の角度を出すことによって、正五角形や正八角形を上手に書いていました。特に正六角形に関しては、分度器も使わずにコンパスだけで書けることに気付いたときは、みんな嬉しそうに作図していましたよ。
さて、今日の放課後は、全日制の吉住先生による「体育の特別授業」です。小学部4年生以下で募集をかけたところ、全部で34名の子が参加してくれました。ボールを使った様々な動きをウオーミングアップで行い、十分身体が温まった後に、1・2年はドッチボール、3・4年生はポートボールを行いました。どちらもあまりしたことがないゲームだったためか、最初は動きがぎこちなかった子どもたちもだんだんとうまくなっていきました。子どもの成長って本当に驚くべきものがありますね。最後はみんなで吉住先生にお礼を言って終わりました。今後、このような授業の機会が取れるよう、全日の先生方にも話をしていこうと考えています。吉住先生、ありがとうございました。
さて、来週の放課後は、「第3回補習校漢字検定」です。3階、5Bの教室で行います。合格目指して、頑張ってください。
2月17日(土)
本年度35回目の授業日です。この日を入れても残り5回となりました。授業の合間を利用して、時おり卒業式の歌も聞こえており、いよいよ本年度も締めくくりに近づいてきたなあと感じます。
中学部では今週と来週の2週間にわたって、年度末試験が実施されています。試験前に各学級を回りましたが、最後の確認の時間は子どもたちの目が真剣モードへと切り替わっていたようです。どんな成績になるのかわかりませんが、悔いだけは残さないよう、一生懸命頑張ってくれると嬉しいです。
さて、小学部6年生は、算数の「データの特徴を調べて判断しよう」の学習で、実際にデータを取りながらまとめるという学習に取り組んでいます。休日の過ごし方やスマホの使い方等、各グループでテーマを設定し、いろいろな学年に聞きながら、現在データをまとめているところです。私が見に行った時には、ちょうど中1の教室に行って「インターネットの使用」についてアンケートを取っているところでした。聞く方も答える方も興味津々のようでした。どんなふうにまとめてくれるのか楽しみです。
さて、小学部4年の国語も、同じようなみんなからアンケートを取ってまとめていくという学習に取り組んでいました。これは「調べて話そう、生活調査隊」という学習です。好きな日本食やおやつなど、これもグループ別に分かれてテーマを設定し、アンケートをわかりやすくまとめるという学習に取り組んでいました。
国語でも算数でも同じことがいえるのですが、学校の勉強は教科書を学ぶだけではなかなか身につきません。学んだことを別の学習に生かすことができてこそ、真の学力へと近づいていきます。補習校では現地校やインターとは違って、年間40回という少ない時間しかありませんが、先生方も「生きた学力」になるように授業内容を工夫しています。4年生の生活調査隊も、どんな仕上がりになるか楽しみです。
さて、今日の放課後は本年度最後の「補習校漢字検定」です。全部で24名の子どもたちが挑戦してくれました。1点でも点数を上げようと、時間いっぱいまで頑張っている子もたくさんいました。80点以上の児童・生徒には、賞状を用意しています。合格できるといいですね。
また漢字検定は本年度はこれで最後ですが、また来年度も予定していますので、ぜひ挑戦してほしいと思います。こういう地道な取組が、きっと力になると信じています。
2月24日(土)
いよいよ年度末です。この時期は、中学部では期末試験があるため、朝から教室もピリリとした緊張感が漂っていました。中1の教室では、ちょうど国語の期末試験中・・・みんな一生懸命取り組んでいるところでした。このようなテストは、テスト前だけの勉強、いわゆる一夜漬けは通用しません。どのくらい普段からしっかり日本語を使って勉強しているかが、成績の分かれ道となります。こういう試験の時に慌てなくていいように、普段からしっかり勉強に取り組んでください。
さて、以前の学校運営説明でも行いましたが、本校ではICTを効果的に活用しながら授業に取り組んでいます。本年度からの国語と算数のデジタル教科書の導入は、その活用の一つなのですが、その他にも「子どもたち一人一台タブレット端末整備」も含まれています。なかなか補習校では使う機会がなかったのですが、今回は小学部3年生のローマ字の学習でタブレットを活用しながら学習を進めていました。濁音や撥音など、難しいローマ字も多く、苦労するかなと思っていたのですが、意外や意外、先生の出す課題をあっという間に仕上げる子がたくさんいました。また、早く終わった子が同じグループの子を教えながら学習する様子にも感心しました。
さて、3月2日の放課後は「ようこそ先輩!」です。補習校の授業が終了した13時30分から、本校体育館で行います。ベゴニアの36号でも紹介していましたが、18歳~25歳の、本当に皆さんと年が近い4人の先輩方がきて、日本語を学ぶようになったきっかけや、学んでよかったこと・苦しかったことなどをお話ししてくれます。私も集会等でよく話をしている「補習校に来る意味」「日本語を学ぶ目的」などの答えも見つかるかもしれません。参加自由です。もちろん保護者の方もどうぞ話を聞きに来てください。お待ちしております。