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主題設定の理由 |
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学習指導要領の改訂に伴い,小学校は23年度から,中学校は24年度から新学習指導要領が全面実施される。今回の改訂のポイントの中に,基礎的・基本的な知識・技能の習得と並んで,思考力・判断力・表現力等の育成が掲げられている。子どもたちがこの社会で生きていくために身につけていかなければならないものの一つとして,自分の思いや意思を正しく表現し,相手に伝える言語能力がこれまで以上に求められている
私たちは,「自らの考えを豊かに表現し,世界の人々と共に課題を解決していく児童・生徒を育成する」という教育目標をふまえ,「自主性と創造性をもち,豊かな自己表現ができる子ども」を目指す子ども像として掲げている。本校の児童生徒は,与えられた課題に対しては意欲的に学習するが,筋道を立てて考えたり,根拠や理由をつけて説明したりすることを苦手とする子どもが多い。また,昨年度「かかわり,高め合い」をキーワードに授業実践を行ってきたが,他者とのかかわりの中でうまく自分の考えを伝えられない子どもも見受けられた。したがって,授業の中で,提示された課題や教材について,「自分の思いや考えを持つこと」,そして,「それをわかりやすく伝えるために思考し,自信をもって表現すること」を経験することが,子どもたちの確かな学力を育むことにつながると考えた。
本校では,昨年度「他者とのかかわりを通して,高め合う児童生徒の育成」を研究主題に掲げ,校内研究に取り組んできた。実践においては,「進んでかかわろうとする」意思をもたせるための学習環境や活動組織の工夫を通して,授業者自身の意識の変容にもつなげることができた。本年度の研究主題「自分の考えや思いを豊かに表現する子どもの育成」の研究を実践していくなかで,課題について粘り強く考え解決する力や,自分の解法を根拠などを明確にして伝える力を育てていくことにより,自分の思いや考えをいきいきと表現できる子どもを育成することができると考え,主題に設定した。
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めざす子ども像 |
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身
に
つ
け
さ
せ
た
い
力
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→ |
○とらえる力(課題や目標をとらえる力)
○組み立てる力(解決のプロセスを組み立てる力)
○追究する力(意欲をもって,進んで追求し続ける力)
○まとめる力(自分の気づきや考えを言葉や図などにまとめる力)
◎伝える力(考えの根拠を明確にして話す力)
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○本校で考える表現力 ⇒ 「伝える力」
・自分の伝えたいことを,資料や具体物・比較物(身体の動きや作品)を提示したり,根拠に基づいて筋道を立てて結論づけたりすることで,わかりやすく相手に話すことのできる力。
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研究仮説 |
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自分の考えや思いを「伝えたい」という気持ちにさせる授業を展開し,自分の気づきや考えを伝える場面を継続的に授業に取り入れ、効果的な表現方法を交流することで、児童生徒の表現力を高めることができるであろう。
伝えたい気持ちが高まっている姿のとらえ⇒課題に対しての気づき・発見を得ていること
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研究の内容 |
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・「伝えたい」気持ちを高めることにかかわって
児童生徒の実態に即して,児童生徒の問題意識が流れる授業づくりをする。
*問題意識をもって課題や活動に取り組む姿勢→思考力・判断力を伸ばす→表現力につながる
・「伝える」技能を高めることにかかわって
各教科が目指す「表現力」が身についた姿を設定し,表現活動を単元(題材)の中で計画的・継続的に行う。
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研究の方法 |
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(1)伝え合う場面を中核とした日常の授業実践
○児童生徒の問題意識が流れる授業づくりにかかわって
・授業において,児童生徒が気づきや発見に到達できる問題意識の流れを組み立てる。
・児童生徒に教師の意図する問題意識をもたせるために,どんな発問,指示を出し,どんな教材教具を提示するのかを考え,指導案を作成する。
○「伝える」技能を高めることにかかわって
1 各教科が目指す「表現力」が身に付いた児童生徒の姿を設定する。
2 目指す姿に到達するための指導構想をたてる。
3 日常の授業で継続的に表現場面(「伝える」場面)を取り入れ実践していく。
(2)授業の検証
○「伝えたい」気持ちを高めることにかかわって
・授業の課題に対して発見や気づきがあったか,ノート・ワークシートの記述から検証する。
○「伝える」技能を高めることにかかわって
(例)
・伝える技能の定着を見取れる評価カードを用意して,相互評価を複数回行い,検証する。
・パフォーマンステストによって教師が見取り,検証する。
・根拠に基づいて結論づけているかなど,ノート・ワークシートの記述をもとに検証する。
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